TikTok禁止はなぜ?禁止の国はアメリカだけ?禁止法とは何?

中国のテクノロジー企業・ByteDance(バイトダンス)が運営する動画共有サービス「TikTok」。

登録者数も多く若者を中心に人気なTikTokですが、アメリカでTikTokの利用禁止が報道されました。

今回はTikTokがなぜ禁止されているのか、禁止法とは何かを調査しました!

目次

TikTok禁止はなぜ?

TikTok禁止の理由は、

TikTok利用者の個人情報が中国政府へ流出されるという懸念

です。

TikTokは中国の企業「ByteDance(バイトダンス)」が運営するアプリ。

中国には国家情報法があり、中国の企業は中国政府から求められた場合は情報を提供する義務があります。

アメリカでは、下院外交委員会でtiktokの利用を禁止する法案が可決。

アメリカでtiktokの利用に関する法案が可決されたのは、

中国が国家情報法に基づいて、TikTok利用者の個人情報を手に入れて政治的な悪用をする可能性があるのでは?

と恐れたためではないかと考えられます。

実際、ByteDanceの従業員がアメリカ人の個人情報にアクセスしたことも。

ティックトックの所有者であるバイトダンスは、従業員がアメリカのジャーナリストや民間人のユーザーデータにアクセスしたことを認めたと、ニューヨーク・タイムズが報じた。

引用元:YAHOO!ニュース

ByteDanceの従業員がどのような目的でアメリカのジャーナリストや民間人のデータにアクセスしたのかは不明ですが、情報をもとに悪用されないか不安になりますよね。

事例もありますし、中国の個人情報の取り扱いは不透明なのでTikTokを禁止することになってもおかしくはありません。

TikTok禁止の国はアメリカだけ?

TikTok禁止の国はアメリカだけではありません。

TikTok禁止の国はこちら。

  • 台湾
  • インド
  • EU
  • カナダ

台湾では2019年5月にTikTokの公的機関での使用の禁止。

禁止の理由は、TikTokがサイバー分野において国家安全保障に危害を与える可能性がある企業の製品だからです。

インドでは2020年6月にTikTokの禁止措置を通知。

禁止の理由は「インドの主権、保全、国防、治安、社会秩序に悪影響を及ぼすため」

TikTok以外にも「WeChat(ウィーチャット)」や「百度地図」などの中国アプリも禁止されています。

EUでは2023年2月23日に職員の公用携帯端末でTikTokを禁止。

禁止の理由は、欧州委員会をサイバーセキュリティ上の脅威から保護するためです。

カナダでは2023年2月28日からTikTokアプリの削除・使用禁止。

禁止の理由は、プライバシーと安全保障へのリスクが容認できないレベルにあるためです。

日本では、政府職員の一部の公用端末でTikTokの利用を禁止。

松野官房長官は2月27日午前の記者会見で、政府職員が利用する公用端末のうち、機密情報を扱う機器を対象にTikTokの利用を禁止していると明らかにした。

引用元:YAHOO!ニュース

国の安全やサイバーセキュリティーといった理由から、さまざまな国でTikTokの利用に関して規制が始まっているようです。

TikTok禁止法とは何?

TikTok禁止法とは、

tiktokの利用を禁止する法案

です。

アメリカの下院外交委員会でtiktokの利用を禁止する法案が可決したので、上下両院の本会議で可決しバイデン大統領の署名がなされたら法案が成立します。

現在、アメリカでは18歳未満の利用者の一日あたりの使用時間を1時間以内に制限。

TikTok禁止法が成立するかはまだ分かりませんが、成立した場合はアメリカでのTikTokの使用は禁止となります。

TikTok禁止法に関する世間の声はこちら。

アメリカでTikTok禁止法が成立した場合、日本へどのような影響があるのか気になる声が多いようです。

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